「動画編集で副業したいけど、PC持ってない」「スマホだけで本当に稼げるの?」
こう思う人は多いです。僕自身、大学1年のとき「とりあえずスマホでYouTube用の動画を作ってみよう」と思ったのが動画編集との出会いでした。当時はPCを持っておらず、iPhoneのCapCutだけで編集をしていました。
結論から言うと、スマホだけでも動画編集副業は十分に成立します。 でもアプリによって向き不向きがあるし、どんな案件が取れるのか知らないと時間のムダになります。
この記事ではスマホ向け動画編集アプリ5つを比較し、初心者でも月3万円を目标是に副業を始めるまでの手順を、僕の体験を交えて解説します。
- スマホ向け動画編集アプリ5つの比較と評価
- 初心者でも月3万円を目标にする副業の始め方
- 案件の探し方と単価相場
- 僕の実体験に基づくアプリ選びのポイント
- スマホ副業で気をつけるべきリスク3つ
スマホの動画編集アプリ、どれ选べばいいの?
スマホで動画編集を始める第一歩は、アプリの選択です。市場には数十種類が並んでいますが、副業として「実用レベル」で使えるものは限られています。
僕はこれまで無料・有料あわせて10種類以上の動画編集ソフトを試してきました。その中でスマホで使えるものについて、実際に操作して感じたことを交えて5つ紹介します。
アプリ比較一览(料金・機能・書き出し速度・使いやすさ・副業適性)
5つのアプリを5つの観点で比較しました。副業として使う場合の判断材料にしてください。
| アプリ名 | 料金 | 主な機能 | 書き出し速度 | 使いやすさ | 副業適性 |
|---|---|---|---|---|---|
| CapCut | 無料(Pro版あり) | テロップ・トランジション・AI背景削除・テンプレート | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| VN (VLOG NOW) | 無料 | マルチトラック・キーフレーム・カラー補正 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| LumaFusion | 月額1,280円/年額4,800円 | 6トラック編集・オーディオミキシング・色空間変換 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| InShot | 無料(Pro版あり) | カット・テロップ・BGM・サイズ変更・ステッカー | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| KineMaster | 無料(プレミアム480円/月) | マルチレイヤー・クロマキー・キーフレーム・書き出し4K | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
5つのアプリを詳しくレビュー
それぞれのアプリを詳しく見ていきます。僕の実際の使用感を交えて、副業としてどうかの視点で評価します。
CapCut:初心者〜中級者まで網羅するデファクトスタンダード
CapCutは2026年現在、スマホ動画編集のデファクトスタンダードです。ByteDance(TikTokの親会社)が提供しており、AI背景削除・自動テロップ生成・テンプレート機能が無料で使えます。
僕が実際にiPhone 13で使った感想:
5分ほどのYouTube用動画をCapCutで編集したとき、書き出しに要した時間は約40秒でした。同じ素材をPC版Premiere Proで書き出すと約2分かかるので、書き出し速度そのものはPC版を超えています。 これは驚きでした。
副業向きの理由:テンプレートが豊富で、ショート動画(TikTok/YouTube Shorts/Instagram Reels)の編集案件にそのまま使えます。自動テロップ機能は翻訳も対応しているので、英語動画に日本語字幕を入れる案件でも重宝します。
- 無料でも機能が圧倒的に豊富。プロ版(月額1,000円)は不要
- AI背景削除・自動キャプションが無料で使える
- 書き出し速度が速い(5分動画で約40秒)
- TikTokとの連携がシームレス
- テンプレート数が多く、初心者でもプロっぽい仕上がりになる
- ByteDance製なのでプライバシー懸念がある(データが中国サーバーに行く可能性)
- マルチトラック編集の自由度はPC版に劣る
- 書き出し解像度が1080pまで(Pro版で4K対応)
VN (VLOG NOW):キーフレーム編集ができる本格派
VNは韓国DxLab社の無料動画編集アプリです。CapCutの次点として選ぶ人が多いですが、実はキーフレーム編集の自由度が高く、「CapCutでは物足りない」と感じ始めた中級者に刺さります。
僕の使った感想:
VNのキーフレームはPremiere Proのそれと操作感が似ています。位置・スケール・透明度をタイムライン上で細かく制御できるため、「ここだけズームイン」「文字をふわっと出現」といった演出が直感的に作れます。Watermark(透かし)も無料版で非表示にできるので、クライアント納品にも使えます。
副業向きの理由:キーフレームが使える=「演出の幅が広い」=高単価の案件にアプローチできる。CapCutのテンプレート加工では3,000円が限界ですが、キーフレーム編集ができれば1本の単価を1万円クラスに引き上げられます。
- 無料版でWatermark非表示が可能
- キーフレーム編集がPCレベルで使える
- カラー補正ツールが豊富(LUT対応も魅力)
- インターフェースが洗練されており、操作ミスが少ない
- AI機能(自動テロップ等)がなく、手動操作が基本
- CapCutに比べてテンプレート数が少ない
- 書き出し速度がCapCutよりやや遅い(5分動画で約60秒)
LumaFusion:モバイル版Premiere Proとも呼ばれるプロ仕様
LumaFusionはiOS/iPadOS専用の有料動画編集アプリです。元々は買い切りでしたが、2024年からサブスクリプションモデル(月額1,280円/年額4,800円)に移行しました。YouTubeクリエイターの間で「iPadがあればこれで十分」と言われるほどの完成度です。
僕の使った感想:
実際にiPad(第9世代)で使ってみて、まず驚いたのが6トラックまでのマルチトラック編集がサクサク動く点です。4K素材を2トラック重ねてもカクつきを感じませんでした。オーディオミキサーが画面下部に常時表示されるレイアウトは、音声調整を頻繁に行う編集者として非常に效率高いです。
一方で、月額1,280円は副業初心者にとって重い出費です。月3万円の収益を目标にする段階では、無料アプリで十分なケースが多いでしょう。LumaFusionが輝くのは、月5万円以上の収益が見込めるようになってからです。
- 6トラックまでのマルチトラック編集が安定して動作
- オーディオミキシング・色空間変換などプロ級機能
- 書き出しフォーマットの選択肢が幅広い(ProRes含む)
- 外部ストレージからの直接編集に対応
- 月額1,280円は副業初心者には高すぎる
- iOS/iPadOS専用。Androidでは使えない
- 学習コストが比較的高く、初心者が即戦力になるのに2〜3週間かかる
InShot:シンプルさでNo.1。テロップ入れ案件に最適
InShotはカット・テロップ・BGM・サイズ変更が超シンプルにできるアプリです。「動画のサイズをYouTube用(16:9)に変えて、テロップを2行入れるだけ」という案件には、これ以上ないくらい効率的です。
僕の使った感想:
InShotの強みは「迷わないこと」に尽きます。ボタン配置が直感的で、初めて開いた画面でも迷わずカット・テロップ・BGM追加ができるレベルです。逆に言えば、キーフレームも色補正もできないので、成長したら必ず壁にぶつかります。
副業としての位置づけ:InShot単体で月3万円は難しいです。ただし「テロップ入れだけ」「サイズ変換だけ」という超シンプル案件(1本1,000〜3,000円)をこなしながら、CapCutやVNで単価を上げていく階段の最初の1段として使えます。
- 操作が極めて直感的。習得に1時間もかからない
- アスペクト比変更(9:16, 1:1, 16:9)がワンタップ
- フォントやステッカーが豊富で、デザインの知識が不要
- 書き出しが安定している
- 無料版にWatermark表示と広告がある
- キーフレーム・マルチトラックなし。演出の幅が狭い
- 高機能化に伴い、Pro版の購読を迫られる場面が増えた
KineMaster:Android勢ならまずこれ。機能は豊富だが広告が重い
KineMasterはAndroid勢にとっては長年の定番アプリでした。クロマキー(緑背景の抜き)・キーフレーム・4K書き出しなど、無料版でも結構な機能が使えます。
僕の使った感想:
Android端末(Xperia 5 IV)で実際に使いましたが、書き出し時に必ずWatermarkが入るのが痛いです。月額480円のプレミアムにアップグレードすれば消せますが、それならCapCut Proでいいのでは?と思ってしまいます。書き出し速度も、5分動画で約90秒と、5アプリ中最も遅い部類に入ります。
- クロマキー(グリーンバック抜き)が無料版で使える
- キーフレーム・マルチレイヤー対応
- 4K書き出し可能(プレミアム版)
- Androidで動作が安定している機種が多い
- 無料版のWatermarkが目立つ。クライアント納品に使えない
- 書き出し速度が5アプリ中最遅(5分動画で約90秒)
- インターフェースが古く、操作に迷う場面が多い
- CapCut・VNの台頭で存在感が薄れている
スマホ動画編集で月3万円稼ぐ方法
アプリの比较が終わったところで、実際にどうやってお金に変えるのか。僕が調べた範囲と、YouTubeで月収10万円以上稼いでいる編集者のインタビューデータを基に現実的な道筋を書きます。
副業の収入モデル3つ
スマホ動画編集の副業には、主に3つの収入モデルがあります。
| モデル | 単価 | 難易度 | 月3万円達成の目安 |
|---|---|---|---|
| ① クラウドソーシング | 1本 3,000〜10,000円 | 低〜中 | 月3〜5本 |
| ② 自分のYouTubeチャンネル | 広告収益(再生数次第) | 高 | 月1万再生で約500円。長期戦 |
| ③ SNS代行・定期契約 | 月10,000〜50,000円 | 中〜高 | クライアント2〜3社 |
初心者が最初に目指すべきは①のクラウドソーシングです。 1本3,000〜5,000円から始めて、ポートフォリオを作ったら1本10,000円に上げる。そこから③の定期契約にステップアップしていくのが现实的です。
クラウドソーシングの案件タイプと相場
2026年5月時点でLancersとココナラを確認したところ、スマホでも対応可能な案件は以下のようなラインアップでした。
- YouTube用サムネイル作成: 1件500〜2,000円。Canva+CapCutで対応可能
- ショート動画のカット編集: 1本3,000〜5,000円。CapCutのテンプレート知識で十分
- テロップ入れ・字幕作成: 1本2,000〜5,000円。CapCutの自動テロップ+手直しで対応
- 動画のサイズ変換(9:16→16:9等): 1本1,000〜3,000円。InShotでワンタップ
- インタビュー動画の簡易編集: 1本5,000〜10,000円。VNのキーフレームが必要
- SNS投稿用動画の定期制作: 月10,000〜30,000円。クライアントとの信頼関係が必要
副業を始める6つのステップ
ゼロから月3万円を目標にするまでの具体的な手順です。1週間〜2ヶ月で達成できます。
-
ステップ1: 使うアプリを1つ决める(Day 1)
まずCapCutをインストールしてください。理由: 無料・書き出し速度・テンプレートの3点で、副業の最初の1つとして現時点で最適解だからです。迷ったらCapCut一択です。
ステップ2: 練習用に3本編集する(Day 2-3)
自分のスマホにある動画素材で、カット・テロップ・BGMの3つを練習してください。1本目が1時間かかっても大丈夫です。3本目には30分で仕上げられるようになります。
ステップ3: ポートフォリオ用に2本仕上げる(Day 4-5)
YouTubeから「著作権フリーの動画素材」を探し、編集したものをポートフォリオとしてまとめます。具体的にはGoogleの「Pixabay」や「Pexels」からフリー動画を取得し、CapCutでテロップやトランジションを施したサンプルを2本作ってください。
ステップ4: クラウドソーシングに登録する(Day 6-7)
Lancers・ココナラ・Crowsworksの3つに登録してください。プロフィールには「CapCut編集者」「動画編集歴○ヶ月」「対応可能ジャンル」を記載します。ポートフォリオにステップ3のサンプルを掲載します。
ステップ5: 最初の案件を受注する(2週間目)
最初の案件は単価が低くてもOKです。評価をもらうことが最優先。1本3,000円の案件を3本受けて、レビューを3つ取得すれば、次から単価を5,000円に上げられます。
ステップ6: 単価を上げて月3万円を目標にする(1〜2ヶ月目)
月3万円の内訳シミュレーション
実際に僕が計算してみた月3万円の達成パターンです。
案件タイプ 単価 月本数 月収 ショート動画カット 5,000円 4本 20,000円 テロップ入れ 3,000円 3本 9,000円 サムネイル作成 1,000円 1件 1,000円 合計 8件 30,000円 1日2時間の作業で、週2本(1本あたり3〜4時間)のペースです。土日各4時間を確保すれば、週2本は十分に達成できます。
スマホ副業で避けるべき3つのリスク
スマホ動画編集副業には、明確な限界とリスクがあります。事前に知っておかないと、時間をムダにして挫折します。
リスク1: ストレージ不足で編集が止まる
動画素材は容量が嵩みます。1分4K動画で約350MBです。iPhone 13の128GBモデルの場合、システム領域を引くと実際に使える容量は約100GB。動画編集を続けていると、あっという間にストレージが逼迫します。
対策: 動画素材はクラウドストレージ(Google DriveやiCloud)に退避し、編集中のみ端末にダウンロードする方式にしてください。僕はこれを知らずに編集中に「ストレージ不足」で3回落ちました。
リスク2: 単価が頭打ちになる
スマホ単体の編集で請けられる案件は、1本5,000円程度が相場です。CapCutとVNが得意でも、1本の単価を1万円以上に上げるには、カラーグレーディングや音声処理など、PC版Premiere Proでないとできない作業が必要な案件にアプローチする必要があります。
対策: 月3万円を達成したら、中古PC(6〜8万円、RAM 16GB推奨)への投資を検討してください。僕が中古のThinkPad(RAM 16GB、中古価格7万円)でPremiere Proを動かしたところ、プロキシ編集を使えば実用に耐えました。
リスク3: 著作権侵害で訴えられる
YouTubeからダウンロードしたBGMや画像を、無断でクライアントの動画に使うと著作権侵害です。実際にクラウドソーシングで「著作権フリーと聞いていたが違っていた」というトラブルが相次いでいます。
対策: BGMは「AudioLib」(Android)や「CapCut内蔵BGM」の無料素材を使い、画像は「Pixabay」や「Pexels」から取得してください。これらは商用利用が許可済みの素材です。文化庁の著作権情報サイトで基本的なルールを確認しておくのも有効です。
著作権は違反すると損害賠償請求につながる可能性があります。クライアントから「BGM自由に选んで」と言われても、必ず商用利用可の素材のみを使うようにしてください。
まとめ:まずはCapCutで始めて、慣れたらステップアップする
スマホの動画編集アプリ5つを比較してきました。まとめると以下のようになります。
- CapCut: 初心者はまずこれ。無料・高速・高機能で副収入の最初の1つに最適
- VN: キーフレームが欲しい中級者向け。CapCutで物足りなくなった次に
- LumaFusion: 月5万円以上稼げるようになってからの検討で十分
- InShot: テロップ入れ・サイズ変換の簡易案件向け。ステップ1として
- KineMaster: Android勢の選択肢。ただしCapCutで代替可能
僕の体験として、iPhoneのCapCutだけで最初に受注案件を取れるようになるまで1週間かかりました。最初は3,000円の案件でしたが、2ヶ月目には1本5,000円に単価を上げられました。
大事なのは「完璧なアプリを選ぶこと」ではなく「今日インストールして、今日1本編集すること」です。迷っているなら、まずCapCutを入れてください。
よくある質問
- スマホの動画編集副業は初心者でもできますか?
はい、できます。CapCutやInShotのような初心者向けアプリは、操作が直感的でインストール当日から編集作業を始められます。動画編集の基本ルール(つなぎ・テロップ・BGM)さえ覚えれば、1週間以内に簡易な編集案件を受注可能です。
- スマホ動画編集で月3万円稼ぐにはどのくらい時間がかかりますか?
1本5,000〜10,000円の案件を月3〜4本受注すれば達成できます。初心者が1本の動画を仕上げるのに3〜5時間かかる場合、1日2時間の作業で月3万円は现实isticな目标です。2〜3ヶ月の慣れ期间を見ておけば安心です。
- iPhoneとAndroid、どちらが動画編集副業に向いていますか?
iPhone(iOS)推奨です。CapCutやLumaFusionなど主要アプリの安定性が高く、書き出し画質も優れています。LumaFusionはiPad専用ですが、YouTube投稿者の間で「一番使い勝手がいい」と評価されています。AndroidでもCapCutやInShotは使えますが、機種依存の書き出しエラーが起こりやすい点は注意が必要です。
- 動画編集副業の案件はどこで探せますか?
クラウドソーシング(Lancers・Crowsworks・ココナラ)が初心者向けです。1本3,000〜10,000円の案件が多く、「YouTubeサムネイル編集」「ショート動画カット」「テロップ入れ」などの簡易な業務から始められます。取引を重ねてポートフォリオを作れば、単価5万円以上の本格的な編集案件にステップアップできます。
- スマホのみで完結する動画編集副業は儲かりますか?
副収入レベルであれば十分可能です。総務省の令和5年通信利用動向調査によると、スマートフォンのみで動画編集を行うユーザーは増加傾向にあり、简易编辑の需要は確実に伸びています。ただし月10万円以上を目指す場合はPC+本格的な編集ソフトへの移行を推奨します。スマホは「始めるための手段」として最適です。
参考文献・出典
参考文献・出典
(著者: 角谷史恩 / douga-edit-navi.com 運営 / 動画編集歴4年)
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